ソシャゲ「崩壊3rd」で有名なmiHoYoが制作中の「原神」クローズドベータテストの感想を箇条書きで詳しくまとめていくぜ!
「原神」はPC・スマホ・switch・PS4対応で可愛い3Dグラフィックが特徴的な超面白いオープンワールドゲームなので、アトリエ系ゲームが好きな人にはオススメだ。
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- ◆オープンワールド…★★★★★
- ◆グラフィック…★★★★★
- ◆ダンジョン(秘境)…★
- ◆ガチャ(祈願)…★★
- ◆ストーリー…★
- ◆マルチプレイ…★
- ◆BGM&SE…★★★★
- ◆採集関連…★★★
- ◆装備強化システム…★★★★
- ◆天賦システム…★★★
- ◆星座システム…★
- ◆キャラクター育成の楽しさ…★★★
- ◆PCでの操作性…★★★★
- ◆腕試し系コンテンツ(深境螺旋)…★★★
- ◆総評
◆オープンワールド…★★★★★
まず先に断っておくけど、俺は「オープンワールド=つまらない」という先入観を抱く人間だ。
なぜかというと、家族が所持していたPS3のスカイリムを触った時に、どうでもいいムービーを延々と見るような状態が続いたから。
結局ムービーが終わって自由に操作できるようになっても、何が面白いのか分からないまま「OW=つまらない」という認識だけが残ってしまった。
マップが広すぎて移動がメインコンテンツになってしまうオープンワールドは、面倒くさがりな俺が一番苦手なジャンルのゲームだと断言できる。
でも、原神はオープンワールドが大嫌いな俺でもとても楽しく遊べたぜ!
原神の場合、「移動」が面倒な作業にならない仕掛けがたくさん用意されている。
例えば、フィールドを少し歩けば謎解きを要する宝箱があり、また少し歩けば謎解きを要する謎の遺跡にぶつかる。
さらに歩けば宝箱を守るモンスター集団と遭遇するし、フィールド上に巧妙に隠されているキーアイテムを集めればプレイヤーのスタミナを強化できる。
つまり、プレイヤーはマップを歩けば歩くほど様々な仕掛けの宝箱・キーアイテム・料理の素材を回収するためにどんどん冒険したくなっていく…!
原神のフィールドには娯楽要素がたくさん散りばめられていて、ただふらふらと歩くだけでも飽きない面白さがあったぜ。
「宝箱を探す」という明確な目標がある以上、洋ゲー系オープンワールドのように「広い世界だけど何をしたらいいのか分からない」という状況には陥らない。
逆に言えば「十人十色の楽しみ方はできない」とも言えるけど、俺は原神のように明確な目標があるゲームの方が好きだ。
全体的に洋ゲー系オープンワールドが嫌いな人でも楽しめるように、気を遣って作られているゲームだと思う。
高所からグライダー(風の翼)で移動できるのも爽快感があってすごく良かった。
マップを歩いてるだけでここまで楽しめるゲームは初めてだ!
俺はゼルダBoWを遊んだ経験がないため、原神とBoWが似ているかどうかは判断できないけど、とても新鮮な気持ちで楽しく遊べたぜ。
◆グラフィック…★★★★★
原神は全体的に3Dモデルのクオリティがめちゃくちゃ高い。
キャラデザも和洋中良いとこどりのキャラが多く、最近やったアニメ系ゲームの中では一番可愛い…!
系統としてはアニメというより絵を3D化した雰囲気のモデルだし、アトリエ系ゲームが好きな人はハマりそうだ。
特に、一般的な3Dモデルに比べると脚が短めというかスタイルが良すぎないところが個人的に好みだった。
原神のキャラは本当にちょうど良い頭身バランスで非常に可愛い。
また、モーションがとてもアニメっぽい動きだから、可愛い3Dモデルがより魅力的に見えてくる。
同じアニメ系3Dゲーでも、ブルプロとはモーションのクオリティが全然違ったな。
原神の方が明らかにアニメらしく自然で素晴らしいモーションだった。
(ネトゲとオフゲを比べるのはフェアじゃないけど…)
待機モーションから抜刀納刀モーション、衣装の柔らかそうな揺れ方まで、動作のいたるところにこだわりを感じる。
戦闘モーションも派手でかっこいいので、戦うのがすごく楽しかったぜ!!
グラフィックの欠点をあげるとしたら、背景の3Dがあまり作りこまれていないのと、全体的に背景の彩度が高すぎて目が疲れることだ。
暗い背景のゲームよりはポップで良いんだけど、アクションゲームだし長時間遊ぶのには向いてない。
ローディング時に表示される白色の背景なども無駄にまぶしく、目が疲れる原因だったと思う。
また、カメラが結構動くので、酔いやすい人は慣れるまで画面酔いするかもしれない。
俺の場合、β初日はすぐ酔ってしまって1時間遊ばずに気分が悪くなった。
◆ダンジョン(秘境)…★
悪い意味でソシャゲらしいシステムなので一番改善してほしい部分だ。
βでは、レベリングや金策のために1種類のダンジョンを周回し続けなくてはならない状況で、飽きやモチベの低下がめちゃくちゃ早かった。
せっかくオープンフィールドでフィールド上にもモンスターがたくさん配置されているのに、それらのモンスターを倒してもさほど経験値やお金は手に入らない…。
そのためフィールドでモンスターと遭遇しても基本無視することになり、オープンフィールドの良さが潰れてしまっているんだよな。
もう少しダンジョンの種類を増やすか、フィールドモンスターのドロップを良くするかしてくれないと、レベリングや金策が苦痛でしょうがないぜ。
◆ガチャ(祈願)…★★
操作キャラや強武器をガチャで引くゲームなので、課金は結構必要になりそう。
実際、配布されたガチャコインで「出現確率6倍」と表記されているキャラや武器を引こうとしても全然出なくて戦慄した。
また、現状はキャラによる戦闘性能の差もかなりあるので、正式版でどんなゲームバランスになるのか恐ろしい。
(ガチャ産のレザーは高耐久高火力なのに、初期キャラのリサは紙耐久低火力だったりして性能差に驚いたぜ)
ただし、ガチャ10連で操作キャラか紫武器(2番目にレアな等級の武器)確定など良心的な部分もあるのでソシャゲではかなりマシな方だと思う。
◆ストーリー…★
アジア系ゲームにありがちな物語でつまらない。
ひたすら設定や謎を匂わせるだけで、特に感動するポイントや笑うポイントが無いし、異種族間の対立などプレイヤーに訴えかけるようなテーマ性もなかった。
ストーリー中の選択肢こそあるけど、基本的に周囲の指示に従うだけの無個性主人公なので面白さに限界がある。
ストーリー中に入る3Dムービーも、ただ喋ったり走ったりするだけで見ごたえがない。
(唯一、ディルックのサブクエストだけやたら気合の入った3Dアクションムービーで見ごたえがあった)
◆マルチプレイ…★
モンハンのようにマルチプレイのための部屋などを作ることができず、野良のプレイヤー同士で気軽に交流できる環境ではなかった。
外部SNSで事前にPTメンバーを募集しないといけないので、ごく一部の人しかマルチプレイを楽しめないと思う。
マルチプレイをすれば4キャラ全員のレベルを上げなくてもダンジョンに挑戦できるようなので、ソロ勢とマルチ勢では大きな差が出てきそうな部分もマイナス要素だ。
※ソロ勢が60Lvダンジョンに挑むためには60Lvを4人育てないといけないけど、おそらく4人でマルチプレイする人なら60Lvを1人育てるだけで60Lvダンジョンに入場できるんじゃないかな。
ソロの時でも、60Lvキャラ1人だけのPTなら60Lvダンジョンに挑めるなどの救済が欲しい…(現状は1キャラだけ条件を満たしていても挑戦できず、4キャラ全員育てなければ挑戦できない)。
◆BGM&SE…★★★★
戦闘曲は平凡だけど、郷愁を感じさせるピアノ系BGMが素晴らしい。
SEはしっかりとした爽快感のあるSEで、特に悪いところが記憶に残らなかった。
◆採集関連…★★★
素材を集めて料理をするのは楽しいものの、合成や鍛冶などのシステムがあまり充実していない。
◆装備強化システム…★★★★
防具(聖遺物)のオプションが豊富ですごく良かった。
防具単体のオプションに加えて、防具同士のセットオプションも考慮する必要があるため、装備の構成を考える楽しさがあって良い。
また、不要になった強化済み装備を新装備の餌にすることができるから、色々な装備を試しやすくて良かった。
強化に失敗して装備が壊れるような泥沼要素は無いので、シンプルかつ良心的な装備システムだと感じたぜ!
◆天賦システム…★★★
「天賦」とは、秘境産の素材を消費してスキル性能を強化していくシステムのことだ。
キャラをコツコツ育成する楽しさがあるのは良いんだけど、素材集め(秘境周回)の面倒くささがあまりに強くて作業感が出てしまっている。
◆星座システム…★
「星座」とは、星座開放用素材を使ってスキルに特殊な効果を付与したり、キャラクター性能を大きく強化したりできるシステムのことだ。
たぶん正式版だとガチャにお金をじゃぶじゃぶ突っ込まないとフル強化できない。
(※星座開放用素材は既に所持しているキャラを再度ガチャで引いた場合に貰える。
つまり、Aというキャラの星座を5個開放しようと思ったら、ガチャでAを5回引き当てなければならない)
◆キャラクター育成の楽しさ…★★★
さまざまな戦闘スタイルのキャラが居るので、キャラクター育成はとても面白い。
ただ、戦闘性能に差が大きく、ハズレキャラを育ててしまった時のがっかり感がすごい…。
また、経験値書とモラ(お金)を消費しないとレベルアップできないため、敵を倒すだけでレベルアップするゲームに慣れているとひたすら面倒くさい。
◆PCでの操作性…★★★★
PC+マウス+キーボードで操作したけど、通常攻撃で左クリックを連打しないといけない部分を除けば特に不満はなかった(※要望提出済み)。
WASD移動&Shiftダッシュ&スペースジャンプ&クリック攻撃なので、フォートナイトなどの操作に慣れていればとても操作しやすいと思う。
戦闘のアクション性が高いため、タブレットやスマホでの操作の方が大変そう。
◆腕試し系コンテンツ(深境螺旋)…★★★
条件をクリアしながらどんどん進めていくタイプの多層ダンジョンが「深境螺旋」だ。
時間内に敵を倒すだけでは次の階層には挑戦できない仕組みで、次の階層に進むためには現在挑戦中の階層で一定数以上の条件を満たしてクリアする必要がある。
通常のダンジョンと違い、ザコを素早く処理する能力・火力・耐久などが要求されるため、敵のレベルが自PTより高い場合には苦戦する場面が多かった…。
(時間制限ギリギリクリアだと「〇秒残してクリア」条件を一つも達成できず先に進めなくなってしまう)
あと深境螺旋では回復アイテムが使えないので、大半の階層で回復役のバーバラが必須になってしまうのがつまらない。
愛着のあるキャラや好きな構成のPTで戦わせてくれない仕様が一番嫌だったな。
攻略するためには各階層のバフを活かすPT構成にしないといけないんだけど、攻略のためだけにたいして好きでもないキャラの育成を強いられるのはちょっとなぁ…。
「難しい課題を解決していくのが楽しい」というゲーマー層には楽しめるかもしれない。
◆総評
・ダンジョン周回は苦痛だけど、オープンワールドを冒険するのはめちゃくちゃ楽しかったから、「正式版が始まったらたくさん遊びたい!」と思える面白いゲームだった。
・2020年内にPC&スマホ&switch&PS4などでのリリースが予定されているため、正式版が開始されたらかなり盛り上がりそうなゲームだな!
・日本人好みの可愛い3Dキャラクターは本っっ当に可愛いぞ!!
正式版がリリースされたら、ぜひダウンロードしてその目で確かめてみてほしい…!
・また、βでは日本語音声がついていなかったけど、正式版では豪華な声優陣による日本語音声がつくようだ。
好きな声優目当てで始める人も出てくるかもしれないな!