今回はFPS初心者視点でPulsar「Xlite V2 Mini Wireless」とLogicool「GPRO X Superlight」のどちらがオススメか、比較レビューを書いてみた!
- 結論から言うと、6000円ケチって癖強めなXlite V2 miniを選ぶと成長しにくくなる可能性があるので、どのマウスを買うべきか悩んでいる初心者は絶対にGPRO X SLを買った方が良い。
※利益目的ではないガチの感想記事(商品リンクなし・忖度なし)だから、ぜひ参考にしてみてくれ。
↓本文は「続きを読む」から!
◆GPRO X Superlightの感想
【短所】
- 値段が高い(1万6000円)。
※高いけど、値段以外の短所は全く思い浮かばない。
性能的には全く文句無し!
【長所】
- 軽い。
標準マウスソールの滑りが良く、表記重量以上に軽く感じる。
それでいて止めやすさ&安定感も素晴らしい。 - 無線ならではの動かしやすさ。
- かなり小さめのサイズ。
縦方向はXliteよりほんの少し大きいけど、掴み持ち~つまみ持ちならほぼXliteと差が無いサイズ感。
「手が小さめなのでとにかく小さいマウスが良い!」という人でも大丈夫。 - 左右対称の形状。
- 追加アクセサリーが同梱されている。
- 全ボタンがちょうど良い柔らかさ。
左クリックによるエイムのずれが発生しにくい。
あと、Logicoolはサポートの安心感&交換対応に定評があるので、万が一のトラブルにもしっかり対応してくれると思う。
◆XLite V2 Mini Wirelessの感想
【短所】
- 被せ持ち専用の形状で癖が強すぎる。
本来つまみ持ち~掴み持ちの方が向いている人でも自然と被せ持ちになってしまう形状なので、初心者にはオススメしない。
「被せ持ちしかありえない」と確信している人か、「GPROが全然合わなかった」という人なら良いかも。 - チャタリングなど耐久面の不安がある。
自分の場合、1カ月で左クリックがチャタリングして返品することになった。
ネットで検索してみると、やっぱりXliteはチャタリングの報告が多いようだ。
GPROより耐久性が低いかもしれないので、当たり外れは覚悟しよう。 - 左クリックがかなり硬い。
バウンス2msでも結構力を入れないと反応しないため、クリックする度に力んでしまってエイムがずれやすかった。 - 穴が開いていて外から基盤まで見えるデザイン。
- 追加アクセサリーが別売り。
【長所】
- 軽い。
※あくまで普通の有線マウスと比べた場合の話。
標準マウスソールが全然滑らないため、軽さによる滑りの良さは実感できなかった。
表記上ではXlite(55g)の方が軽いけど、実際の体感重量はGPRO(63g未満)が優秀。
軽さ・滑り・コスパ重視ならGPROを選んだ方が後悔しないぞ! - 無線ならではの動かしやすさ。
- かなり小さめのサイズ。
- 値段が安い(1万円)。
ただし、自分は5000円未満の有線マウスにも劣る実用性だと感じたし、値段分の価値があるとは思えなかった。 - エルゴノミクス形状。
ちなみにチャタリングした件で公式HPからサポートへ問い合わせた結果、普通に日本語でメッセージをやりとりできた。
ただし、「チャタリング問題でamazon側に返品した場合、全額返金されるかどうか」を知りたくて問い合わせたのに、「返金割合がどうなるか」についての詳しい言及が無くて困った。
- とりあえず返品してみた結果、amazon注文後30日以内のチャタリングなら、amazonへ返品することで全額返金してもらえたことを記しておく。
- 個人的な感想だけど、質問側の意図を汲んでくれない雑な答えが返ってきたため、意思疎通に少し不安があるメーカーかも…?
※一応、amazonレビューを読む限り2年保証はちゃんと機能してるらしい。
◆まとめ+感想
Xlite V2 miniは実店舗で触っていたら絶対に買わなかったと思う。
2000円前後で買ったエレコムの14ボタン有線マウス(DUX)からXliteに乗り換えたけど、FPS用途だとエレコムの安物マウスの方がはるかに使いやすいレベルだった。
Xliteは標準マウスソールの滑りがとにかく悪いため、Qck heavyなどの滑りにくいマウスパッドを使っているとエイム時にカーソルがカクついてしまう。
自分はXliteが早々にチャタリングしたから返品してGPROを買いなおしたけど、今となってはチャタリングしてくれて本当に良かったと思うくらい、Xliteが合わなかった。
Xlite30日目のエイム練習スコア<GPRO2日目のエイム練習スコア(しかも自己ベスト)だったので、「マウスが合うか合わないか」というハード面の差はとてつもなく大きい。
合わないマウスで練習するのは時間のムダどころか、変な癖がつく原因になる。
(※自分の場合、被せ持ちが明らかに向いていないのに、被せ持ちを強制してくるXliteのせいで被せ持ちになりかけていた)
「思い通りに動かせなくてイライラするな…」と思うのは100%相性が悪いマウスだから、思いきって買い替えてみるのも大事だ。
- FPSをがっつり遊ぼうと考えている人は、何も考えずにLogicool「GPRO X Superlight」を買おう。
特に、初心者であればあるほど色々な持ち方を試せるGPROがオススメ。 - コスパに釣られてPulsar「Xlite V2 mini」を買うのはオススメしないぞ!!
amazonではやたら高評価だけど、絶対FPS初心者には向いてないマウスだと思う。
Xliteを使い続けても上達できる気がしなかったし、GPROに買い替えてみて「自分の判断は間違っていなかったな」と感じた。 - 同じような初心者トラップに嵌る犠牲者が減りますように…。
初心者は黙ってPulsarよりLogicoll!!!! - もちろん合う人には合うマウスだと思うので、あくまで個人的な意見だ!
◆XLite V2 miniのDPI変更方法
ちなみにXliteは付属ソフトのUIが超分かりにくかったので、初見だと絶対分からないDPIの設定方法も書いておくぜ。
①まず、DPIは各プロファイル(1~4)ごとに設定しなおす必要がある。
▲プロファイルを複数利用してゲームごとにサイドボタンの割り当てを変えている人は、このタブだけじゃなくてDPIタブの方もそれぞれ設定しよう!
②DPIタブ→[DPIステージ]の数字変更でDPIを変えたつもりになってしまう落とし穴に要注意!
普通、[DPIステージ]の数字を2にしてから2番目のゲージのDPI数値をいじったら、「よし!DPI設定完了!2番の設定になったな!」と思ってしまうはず…。
でも、そのやり方だと実際のDPIは全く変わっていない。
なぜかと言えば、デフォルトだとDPIは4本あるゲージの1番上の値を選ぶ設定になっているからだ。
※[DPIステージ]項目は、使用するDPI設定の順番を指定する欄じゃないぞ!
この項目は、どうやらサイドボタンによるDPI切り替えで使う「選択候補」の個数をいくつにするか?という設定らしい。
- よく分からなければ4本あるDPIゲージを全て自分が使いたいDPIの数値で埋めればOK!
- 念のためDPIのLED表示をONにしてマウス裏の光が何色か見ておくと安心だ。
(Xliteは、マウス裏のLEDカラーと使用中のDPI設定カラーが連動している。
自分はLEDをオフにしていたため、DPI設定のミスに気づくのが遅れてしまった)