今回は、Twitch視聴中に無料で貰える「チャンネルポイント」を使って配信画面上にアニメーション(オーバーレイエフェクト)を表示する方法について説明していくぞ!
「LioranBoard」というソフトを使えば、視聴者がTwitchの配信画面に直接干渉できる。
例えば、工夫次第で以下のようなことができるぜ。
- 視聴者がチャンネルポイントを消費して、配信画面上にハートのアニメをオーバーレイ表示する。
- 視聴者がお祝いのファンファーレやクラッカーを鳴らす。
- 視聴者が配信画面を一定時間モノクロにする。
- 視聴者が配信者の下に炎上エフェクトを表示する。
- 視聴者が配信者にモザイクや目隠し線をかける。
日本では知名度が高くないソフトだけど、使ってみたらかなり便利だったのでオススメだ!
- 使用イメージは、俺のTwitchチャンネル(https://www.twitch.tv/vtuber_hudan_ciel)の10/29アーカイブを見ればなんとなく分かると思う。
- ↓忙しい人のための切り抜き映像↓
「LioranBoard」をTwitchに導入すると、この動画みたいに視聴者がチャンネルポイントで配信画面をいじれるようになるから楽しいぜ!
— 不断シエル (バ美肉おばさんショタVTuber)ブルプロCβT待機 (@hudan_ciel) October 31, 2020
Twitchメインで配信してるVTuberさんは一度試してみると良いかも!
(※詳しいやり方はブログの方でまとめてある)#Vtuber pic.twitter.com/5MFJ7aWSMI
※配信画面上にエモート(スタンプ)を表示させたい人は、Streamlabsの標準機能「Emote Wall」を使うのがオススメだ。
★参考記事【→Emote Wallの使い方】
記事本文は[続きを読む]から!
◆LioranBoardの導入と使い方
- 導入方法とLioranBoardでTwitchのチャンネルポイントを扱う方法については、以下の記事を参考にしたぜ。kurocha.jp上の記事を読めば簡単にLioranBoardとOBSwebsocketが導入できるはずだ!
- LioranBoardでGIFやMP4を再生させる方法は以下の動画を参考にした。
【https://youtu.be/NK8hF-4yVt8】7:16~
※設定から[字幕]を選び、英語自動生成→自動翻訳(日本語)にすると日本語字幕で視聴できる。
◆オススメ映像素材サイト
★MotionElements(招待URL版)
無料素材は週5点までDL可能。
★YouTuberのための素材屋さん
◆LioranBoardやOBSでの設定方法
(1)LioranBoardの設定
上にのせた参考記事をよく読んで、コネクト設定まで終わらせよう。
[Connect to OBS][Link your Twitch][Connect to Twitch]の3項目が灰色になればOK。
2か月ごとにLink your Twitchはやりなおさないといけないので注意が必要だ。
(2)再生したいアニメの追加(OBS)
OBSのシーン上に「メディアソース(再生したいMP4)」を追加しよう。
透過が必要なMP4やGIFを使う場合、あらかじめOBS側で透過しておくことになる。
- 【素材映像の透過方法】
再生したいメディアソースを右クリックした後、「フィルタ」を選択してエフェクトフェルタを追加すると透過できる。
※チャンネルポイントで再生したいソースは非表示&非ロック状態にしておこう! - 緑背景の素材ならクロマキー→[緑]を選択。
- 黒背景の素材ならルマキー→最小濃度などを調整。
(※上手く行かなければカラーキー>黒色を指定して微調整する方が良いかも)
(3)新しい命令の作成
LioranBoard上で新しい命令ブロックを作り、編集ウィンドウへ移動しよう。
(4)細かい命令内容の編集
今回は「Twitch上でチャンネルポイントを消費するアクションが起こった時に、OBSの映像ソース(=配信画面上に重ねて表示したいエフェクトやアニメ)を表示する」命令を作るぜ!
以下の画像に従って編集を進めてみよう。
17秒間のアニメを再生したい場合、1番目の命令のディレイを0に設定し、2番目の命令のディレイを17000ms(=17s)に設定する。
- 上の画像は「チャンネルポイントによるアクションを受け取った後、すぐアニメ表示をONにし、17秒たったら表示をOFFにする」という命令内容。
- 2番目の指定秒数は、自分が再生したいアニメの秒数に合わせよう!
ここまでで「OBSの映像ソース(=配信画面上に重ねて表示したいエフェクトやアニメ)を表示する」命令ボタンは完成だ!
- MP3形式の効果音を付けたければ、同様の手順でOBS上に読み込んだ.MP3音声ファイルを指定すれば良い。
- .ogg形式の音声ファイルならLioranBoard上でも指定可能。
(5)Twitchと命令を連動させる
Twitch上でチャンネルポイントを消費するアクションが起こった時だけアニメを再生したいので、作成した命令ボタンをTwitchのチャンネルポイントと連動させる必要がある。
②チャンネルポイントのカスタム報酬名が分からない人は以下の説明を読んでくれ!
-
【Twitch上でチャンネルポイントやカスタム報酬を設定する方法】
↓ ↓ ↓ ↓
▲現在は[視聴者向け報酬]>[チャンネルポイント]からこの設定画面に行ける。
↓ ↓ ↓ ↓
「新たなカスタム報酬を追加」を押した後、追加した報酬の右端にある[編集]ボタンから「カスタム報酬を編集」画面に移動する。
左クリック長押し(ドラッグ)で報酬名を選択したらCtrl+Cキーでコピーしておき、Ctrl+VキーでLioranBoard側に貼り付けよう。
一通り設定が終われば、Twitch上で[Effect Heart]というチャンネルポイントアクションが起きた時、LioranBoard側で指定しておいたOBS上のアニメソースが自動再生される。
- 最小化するとエフェクトが再生されないようなので、デュアルモニターなら配信中はLioranBoardのウィンドウを画面端に移動しておこう!
(6)実行テスト(OBS)
念のため、OBSのカスタムドッグ欄にカスタム報酬名を入力して設定がおかしくないかテストしておくと良いぞ!
◆まとめ
★LioranBoardの命令内容をいじれば、サブスクライブされた時やビッツを貰った時に派手なエフェクトを再生する命令も作れると思う。
★参考記事のように、配信画面へ一時的に映像フィルターをかけたりするのも面白い。
★LioranBoardを使うと、視聴者がチャンネルポイントで色々なアクションを起こせるようになる。
→アイディア次第で個性的なチャンネルポイント報酬を作れるから、Twitchで配信している人にはかなりオススメ!
★初見の時はよく分からずエフェクトごとにDeckを追加していたけど、どうやら1つのDeckの中に複数の命令ボタンを置けるっぽい。
◆注意点
このやり方だとエフェクトをおいたシーン上でしかチャンネルポイントアクションが反映されない欠点がある。
つまり、他のシーンでも反映させたい場合は、シーンごとに同様のボタンを追加しないといけない。
(もしかしたらもっと良いやり方があるのかも?)