ちーす!今回はAudio Input FX LEの使い方を紹介していくぞ!
Audio Input FX LEという高性能なボイスチェンジャー(通常価格8000円)は、現在ニコニコ動画会員限定で無料配布されている。
プレミアム会員/一般会員を問わず、タダでダウンロード可能なので要チェックだ!!
Audio Input FX LEのピッチ&フォルマント補正は、わりと恋声に近いように思う。
また、高価なだけあって恋声より安定していてラグの少ない高音質な変換が可能だ。
最近大流行している「バ美声」や「gachikoe!」に比べての長所は、なんと言っても豊富なエフェクト!
ボイスチェンジャーだけでなくリバーブやEQ[イコライザー]も搭載しているAudio Input FX LEは、最強のボイチェンソフトと言って良いだろう!
ニコニコ動画会員限定の無料配布期間は【2019年10月30日】頃まで。
めちゃくちゃお得なキャンペーンなので、今すぐ使う予定が無い人もダウンロードだけしておくことをオススメする。
レッツボイチェンバ美肉Vtuber!早速、使い方を説明していくぜ!
以降は「続きを読む」をクリックして読み進めてくれ。
↓実際の画面や変換風景は説明動画も参考に!
①必要ソフトの導入
【◇Audio Input FX LE】
定価8000円から条件付き0円になった「高性能ボイスチェンジャーソフト」だ!
↓キャンペーンページはこちら!
site.nicovideo.jp
DL~インストールまでの流れや、公式のチュートリアルも同ページに掲載されているぞ!
【◇Voice Meeter Banana(ボイスメーターバナナ)】
「ボイチェンした音声」を他の色々なソフトで使うための「引っ越し屋ソフト」だ!
vocareateproject.hatenablog.jp
VMBを中継させれば、ボイチェンしながら動画を録画したり通話ソフトで話したり、様々な形でボイスチェンジャーを利用できるようになる。
【◇OBS Studio】
「録画・配信用の定番ソフト」だ!
参考リンク[高機能なオススメ配信ソフト「OBS Studio」の使い方を紹介 | DAMONGE]
マイクフィルター機能を兼ね備えているので、ボイチェンで出力した音声のノイズを、簡単な設定で削ることができるぞ!
②環境設定
【◇Audio Input FX LE】
DLして解凍後にインストールを終わらせたら、早速本体を起動する。
起動後、下の方にある歯車マークを押して環境設定をチェックしてくれ。
・[Input]には、自分が使う録音用のマイクを指定しよう!
・[Input Moniter]は、変換後の音声を聞きながら話す時に使う再生デバイスの設定だ。自分が使うヘッドフォンのスピーカーなどを指定すればOK!
<<注意>>
公式のチュートリアルを見ながら進めていた俺は、この環境設定で詰まった!
環境設定を終わらせた後に「自分が使う機器を設定したのに音が出ない(無音)」という問題が出てしまったんだ。
[Input Moniter]ボタンにチェックを入れても無音になってしまう人は、Windowsスタートボタンより[コントロールパネル]>[ハードウェアとサウンド]>[オーディオデバイスの管理]>[サウンド]を開こう。
すると、[再生]タブや[録音]タブに自分の使用している機器の一覧が出てくる。
一覧内の使用機器の名前を右クリックして、[プロパティ]ウィンドウから[レベル]タブをチェックしてみよう。
マイクかヘッドフォンスピーカーの音量レベルが勝手に0になってはいないか?
もし音量が0になっていれば、そこを100に変えてあげればAudio Input FX LE側の無音問題も治るはずだ!
【◇Voice Meeter Banana(ボイスメーターバナナ)】
本体起動後、左上の[HARDWARE INPUT 1]のすぐ下をクリックして、一覧より[KS : INTERNET Virtual Audio Device]を選択しよう。
VMB側の設定はこれだけ。
Audio Input FX LEとVMBはセットで起動しておくことになるので、設定後に終了しないよう注意だ。
【◇OBS Studio】
メイン画面下部の[ミキサー]という枠内にある[マイク]ゲージ付近の歯車マークをクリックし[プロパティ]を選ぼう。
["マイク"のプロパティ]というウィンドウが開いたら、[デバイス]を[VoiceMeeter Output(VB-Audio VoiceMeeter VAIO)]に変更する。
これで、VMBに入力されたボイチェン音声が、OBS側に普通のマイクで録音した音声として出てくるようになったぞ!
ついでに、同じくマイク付近の歯車マークから[フィルタ]を選んで、「ノイズ抑制」「ゲイン(音量調整)」などのマイクフィルターを追加しておこう!
フィルターを追加すると、ボイチェンソフト側で排除しきれなかったノイズを消すことができるんだ。
【◇他のソフトで利用するには?】
ここではOBS Studioでの利用方法を説明したが、Discordやskypeなど他のソフトで利用する時も基本は同じだな。
使いたいソフトの録音マイク設定のところで[VoiceMeeter Output(VB-Audio VoiceMeeter VAIO)]もしくは[INTERNET Virtual Audio Device]を選ぶだけで良いはずだ。
(※[INTERNET Virtual Audio Device]が最初から選択候補に出てくるソフトなら、VMBを中継する必要はない)
③ボイスチェンジ設定
[VOICE CHANGER]というボタンの右下にある[e]マークを押して、ボイチェンの詳細設定を行おう!
MODEは[VOICE]モードより[MUSIC]モードの方がより自然になるのでオススメだ。
[VOICE]モードは少し機械的な音声になりやすい。
音程を上げるにしろ下げるにしろ、
・ピッチシフト(音程)の値は大きめ
・フォルマントシフト(声幅)の値は小さめ
に設定すると自然な音声になりやすいな。
高い声→低い声(女声→男声)の場合は、ピッチを下げつつ、フォルマントを少し上げると自然だ。
フォルマントまで一緒に下げるとめちゃくちゃ犯罪者感や鼻声感が出てしまう。
低い声→高い声(男声→女声)の場合は、元の発声の時点で、裏声をまぜて高めの柔らかい喋りにしておくと良いらしい。
④リバーブ設定
好みに合わせて設定しよう。
風呂場のような響きからカラオケボックスにいるような響きまで、自由自在だ!
⑤イコライザー設定
雑音や変なノイズを削ることができる。
色々調整していい感じに音が落ち着くパラメーターを見つけよう!
⑥個人の感想
ボイチェンを使うと必ず音質が劣化するので、できるだけ雑音の入らない高音質な声から変換したい。
(低価格帯で高音質なマイクといえばFIFINE K670→6000円など)
元の音質が悪いと、理想の声どころか、ものすごく不快な声になってしまうので注意が必要だ!
もちろん元が高音質でも、無理な変換によって音割れやガサガサ音が発生し、会話内容すら聞き取れないひどい雑音になる時もある…。
設定をいじりながら、自分で変換後の音声をよく聞いて確認してみよう。
他人からは指摘しづらい部分なので、セルフチェックが非常に大切だな。
変換幅を欲張りすぎなければ、雑音にならない程よいラインが見つかるはずだ!
さて、実際に変換した音声を聴き比べると、音質の劣化はごまかせないレベルで発生しているし、理想の声とは程遠いことが分かると思う。
理想の声にこだわりすぎず、違和感を消すことに力を入れた方が結果的にそれらしい声になる。
※話しつつボイチェンのON/OFFを切り替えながら録音すれば、ボイチェン声に慣れてしまっていても違和感を把握しやすいので試してみてくれ!
ボイチェンを使う以上「こもっていて変な響きがある機械っぽい音声」になってしまうのは、どうしようもないみたいだ。
言語化しづらいが、ボイチェン特有の機械的な響きの圧がずっと付きまとって生声に聞こえないというか…。
喋り自体はハキハキ聞こえていても、ロボかAIが喋っているみたいな違和感を感じる。
「クリアで高音質な声」は生声なら1万円用意するだけで簡単に録音できるのに、ボイチェンを使っているとそれだけのことがめちゃくちゃ難しい現実があるよな。
普通の人が違和感なくボイチェンボイスを維持しようと思うと、せいぜい電話越しかラジオくらいの音質が限界だ。
ボイチェンで「大幅に声質を変えて魅力的な声にする」なんて至難の業…。
スタンドタイプのコンデンサーマイクで録音したかのような高音質な声にするだけでも、マグロナちゃんレベルのボイチェン適性とつよつよ機材が必要になってしまう。
ボイスチェンジャーって、たまに使って遊ぶ分には面白いんだけど、はたして実用性があるかというと…うーん…。
AudioInputFX LE自体は恋声より確実に高性能なので「多少の違和感なんて関係ない!どうしても異性の声にしたい」という人には素直にオススメできる。
俺の場合、動画を作っている最中は「すごい!声変わってる!」と思ったのに、完成後に最終確認で見返したら「ほぼ声変わってないしイケボにもなれてない」という賢者モードに陥った。
現実は非情である。
やっぱり「魅力的な声」は、ボイチェンでは容易に作れないことがよく分かったぜ…(悲)
今後のボイスチェンジャーの技術革新に期待したい!