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【ガンエボ】サービス終了の理由を考察。期待の国産FPSが1年弱で過疎り爆死した原因【ガンダムエボリューション】

今回はガンエボがたった1年でサービス終了してしまった理由・原因を考察していくぜ!

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◆最初期の大失敗で過疎った

ガンエボはリリース当初、かなり人が集まっていた(海外steam版だけでも5万人弱)
ただ、いろいろとプレイヤーに優しくない部分が多く、人口はすぐ減っていった。

【キャラバランスがひどかった】

ガンエボは他のFPSゲームより近接キャラが強すぎて、FPSプレイヤーを落胆させてしまった。

  • 明確なカウンターピック(ゲンジやラインハルトに対するシンメトラのようなお手軽カウンターキャラ)が存在しないガンエボで、近接キャラを出すべきではなかった。
  • OW2は、下手なプレイヤーでも、キャラ選びを間違わなければ上手い近接キャラに対抗できる。
    一方、ガンエボはエイム力で分からせるか、味方頼みの対処方法しか取れない
    (※上手い人しか出れない公式大会でも近接型のバルバトスが大暴れしていた)
  • FPS初心者だとOW2の方がストレスなく遊べたため、OW2に初心者層・カジュアル層を根こそぎ奪われてしまった

ロール制から脱却しようとするあまり、カウンターピックを設けなかったことが裏目に出た印象だ。

初心者の場合、上手いバルバトスやマラサイが敵に来てしまうと、1秒も撃ち合えず死ぬことが多かったはず。

本家のOWがOW2でスタンキャラやワンパンキャラを減らしたのは、初心者でも楽しく撃ち合えるようにするためだと思う。
後発なのにOWの悪い部分を改良できなかったガンエボと、前作での失敗をちゃんと改良したOW2
どちらに人が集まるかと言えば、当然後者だ。

【最初期の強キャラが課金専用】

最初期の課金キャラは4体居たけど、無課金だと2体しか解放できなかった。
(課金しないと全機体を解放できない仕組みP2Wと解釈されて、海外プレイヤーの大半はすぐ辞めた)

また、どの課金キャラも強く、特に「エクシア」「ドザク」は全機体の中でも最強だったため事態が悪化した。

※サービス開始後の2日間は課金できなかったので、みんな撃ち合いを楽しんでいた。
しかし、正式サービス後に課金システムが解放されると、環境は急変した。
課金機体がもう少し控えめな性能なら、すぐ過疎ることは無かったかも。

【ランクマッチの厳しさ】

  • ランクマッチが異常に厳しかった。
    プロでもゴールド帯で一進一退になるほどの厳しいランク制度だったため、ランクマッチがつまらなかった。
    ※マイナーゲーなのにランクマッチを異常に厳しくした結果、「かかる労力に対して報酬が見合っていないコンテンツ」という判断をされてしまった
  • スマーフへ対処しなかった。
    配信しながらスマーフする人が居ても咎め無しという無法地帯ぶりに萎える初心者も居たはずだ。
    ※サブアカは規約違反だったけど、当然ランクマがスマーフ&サブアカ天国になっていた。
    OW2のように、スマーフ対策はちゃんとすべきだったと思う。
  • 味方の切断によるRP減少がストレスだった。
    エラーによる途中抜けが頻発する中でのランクマは地獄だった。

◆課金/マネタイズの失敗

  • 課金スキンがどれもダサすぎて儲からなかった。
  • ガンダムファンしか課金しないシステムに無理があった。

課金スキンのダサさや、バトルパス報酬の手抜き感など、素人目でも「このゲームはどこで儲けるんだろう?」と思う部分が多すぎた

類似ゲーム(paladins)ではエフェクトやボイスまで変わるスキンがあるけど、そういった工夫も無い手抜きスキンばかりで欲しくならなかった。

また、キャラ解放などで中途半端に課金させようとした結果、海外のプレイヤー層を獲得できず、国内FPSプレイヤー層も獲得できなかった。

マネタイズの失敗は、ガンエボ運営じゃなくて、バンナム側に問題がありそう…。

◆リリースのタイミングが悪すぎた

ガンエボはOW2が始まる1ヵ月前にサービスを開始したため、サービス開始のタイミングが悪すぎたと思う。

  • ただ、これに関してはバンナムの落ち度とは言えない。
  • OW2はリリース時期をずっと曖昧にしていたのに、ガンエボ発表後、いきなりリリースへ向けて動き出した印象だった。
    ガンエボを潰しに来たのか、たまたま時期が重なっただけなのかは謎。

◆唯一の長所を活かせなかった

  • ガンエボの長所は「役割を気にせず、爽快感のある撃ち合いが楽しめる」という部分だ。
  • この部分に関してはとてもカジュアルで既存のFPSより優れていたから、問題点を上手く解決していけば良いゲームになっていたはず…。

でも、問題点(ゲームの長所を潰す近接キャラやCCキャラ)を調整するのがあまりにも遅すぎて、サービス終了に至ってしまったんだと思う。

◆追加キャラがどれも微妙すぎた

個人的な意見だけど、ガンエボは追加キャラが本当に微妙だった。

  • ガンタンク(オートエイム系)の下位互換キャラ・2体目のスナイパー・格闘機など、プレイヤーから望まれていない新機体ばかり追加するセンスの無さがひどかった。
  • 待望の新マップも無駄に長いルールで評判は最悪だった。

(プレイヤー視点だと、近接に対抗できる中距離射撃機や、スーパーアーマーで格闘機体に有利をとれる機体、OWのシンメトラみたいに格闘&盾を倒せる機体が欲しかった。
でも、実際はFPSとしてつまらない新キャラばかり追加されていた…)

射撃系の新機体で面白かったのはハイペリオンくらい。
新機体(=アプデ)に期待できないと判断してゲームから去った人も居ると思う。

◆マッチングがひどかった

ガンエボはマッチング全般の微妙さがかなり目立った。
(①チーム間の格差が生まれやすいランクマッチ、②プレイヤーLvを考慮しない格差カジュアルマッチ、③ガチ勢フルパとカジュアル勢フルパが頻繁に当たるマッチングなど)

一方、OWはカジュアルにおけるマッチメイキングがかなり優秀なので、自分のように「友達と遊ぶならOWの方が断然楽しい」と判断した人も居るはずだ。

◆試合時間が長すぎた

FPSの中ではマイナーで、ライト層が遊ぶゲームなのに、1試合の時間が長すぎたのも失敗した原因だと思う。

1試合10分で終わる時も多かったけど、最長だと30分かかるため、試合時間の幅がありすぎて気軽に遊べるゲームではなかった

(※試合時間を短縮するアプデの後に、また最長30分かかる新ルールを追加するなど、理解できない失敗も多かった)

◆人気機体が少なかった

ガンダムを知らない人でも見た目で区別がつくようにしたのか、マイナーすぎる機体が多く、ガンダムファンの期待に応えられなかった。

(他のガンダムゲーだと、人気機体からマイナー機体まで出てくるバトオペ2が有名。
登場機体が少ないうえに、マイナー機体ばかり続けて実装するガンエボでは、ガンオタを呼び込めなかった。
自分の機体を見たいガンオタからすると、自分の姿が見えないFPSは微妙だったみたい)

◆要求スペックとラグさ

簡素なグラフィックに対しPCの要求スペックがかなり高く、プレイヤーを選ぶゲームだった。

  • 【最低動作環境】
    ①CPU:Intel® Core™ i5-3570 3.40GHz
    GPUNVIDIA® GeForce® GTX 1050(2GB)
    ③メモリ:8GB
    ※この最低スペックだと、低画質の時に30FPSしか出ないらしい。

また、推奨スペックを満たしていても、120FPSにならない場面が多かった

上限が120FPS(240FPSまで出ない)という部分は致命的で、拒否感を示すFPSプレイヤーも多かったはずだ。

後から改善されたけど、初期に「画面がカクカクする・ラグすぎるゲーム」と判断されて人が離れた。
OWは要求スペックも低いし動作が安定しているので、ラグのせいでOW経験者を取り込めなかったと思う。

◆クロスプレイやエイムアシストの有無

ガンエボはPC⇔CS間のクロスプレイが実装されておらず、どちらも過疎る結果になってしまった
(同時リリースでは無かったため、PC版の惨状がCS版にも悪い影響を及ぼした)

また、PC版はPADだとろくに戦えない状態だったので、APEXからFPSを始めたようなPADプレイヤーが集まらなかった
ライト層に遊んでもらいたいのであれば、もう少しエイムアシストを強くした方が良かったのかもしれない。

◆その他

自分が現役で遊んでいた時に感じた問題点をまとめた記事も読んでみてね!

▲こっちの方がより詳しくガンエボの問題点を書けていたはず。
(この記事を書いた時点で「このゲームは今後やばそうだな…」と感じていたけど、まさか1年でサービス終了になってしまうとは思っていなかったから残念…)

▲過疎りがちなゲームの特徴をまとめた記事はこちら。

ガンエボからOW2へ移行する人のために、OW2の初心者用おすすめキャラをまとめておいたぜ!
かなりゲーム性が似ているので、ガンエボロスの人は「OW2」か「Paladins」を触ってみると楽しめるはずだ。