今回は「韓国版エリオンが数か月で過疎った原因(理由)」を日本語でまとめていこうと思う。
- 正式版開始後に青陣営で配信したり攻略系動画を投稿したりする予定!
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▼この記事の内容は、以下の動画を参考にしてまとめているぜ!
youtu.be※字幕設定より韓国語→自動翻訳→日本語を選ぶと、日本語字幕付きになる。
(韓国語を知らなくても可愛いアニメと翻訳字幕の力でなんとなく理解可能)
動画を最後まで見ると韓国版エリオンは相当な失敗を重ねて現在の苦境に立たされていることがよく分かるはず…。
- 日本版エリオンは韓国版での大失敗ラッシュを踏まえたうえで開発&運営されるから、きっと楽しく遊べると思う!
エリオンを遊ぶ予定がある人は、正式サービス開始前の暇つぶしとして読んでみてくれ。
↓本文は「続きを読む」から!
◆装備強化バグ事件
韓国版のエリオンでは、2021年5月26日頃、装備強化に失敗してもなぜか装備を強化しまくれる致命的なバグが発生した。
- バグのせいで本当なら強化失敗時に壊れる装備を無限に強化できたらしい。
ハイリスクすぎる装備強化で胃を痛めていたプレイヤーたちはもちろん大激怒!
当時の韓国版エリオンは相当荒れたことだろう。
バグがあった頃は、バグ装備を使ってPvPで暴れたり、バグ装備の売上金を見せびらしたりする輩もかなり居たんだとか。
そんな状況にもかかわらず強化バグに対応したのが7月末(2か月後)…。
この話を聞いた時点で、韓国版エリオンが過疎ってしまうのはしょうがないと感じたぜ。
むしろ、そこでサービス終了していないのが不思議なレベルの大事件だ。
※装備強化バグ事件に関しては事後対応が良かったおかげで収まったらしい。
(バグ悪用者はプレイヤー名を明かされ永久BAN+普通のプレイヤー全員にお詫びとしてプレゼントを配布)
- 他にもバグが大量にあり、どれも解決まで時間がかかった。
残念ながらバグの多さに呆れて消えて行った人は多いと思う…。
簡単に見つかるバグは全て解決済みの日本版なら、韓国版より賑わう可能性は十分ある。
◆強引なバランスパッチ連発
エリオンのキャラクタービルドに影響する要素は、①装備ベースの性能②装備のランダム効果③ルーンストーン④ルミナス⑤マナ覚醒など、とにかく種類が多い。
上記の要素は複雑に絡み合っているため、どれか1個でも調整が入れば他の要素にも大きな影響が出てしまう。
ここで問題になってくるのがもともとエリオンはA:IRという名前で作られていた別のゲームだったということ。
慌ててゲームの仕様をあれこれ変えた結果、丁寧なバランス調整をしている暇はほとんど無かったようで、サービス開始直後とは思えない強引な大規模バランスパッチが続いてしまった。
いろいろ考えて完成させたビルドが開発の一存で全部殺される状況は誰だって萎える。
- 【補足】
A:IRはテスト時の反応が悪く、急遽エリオンとして作り替えられることになった。
空中戦主体のMMO「A:IR」からテンプレ量産型MMO「ELYON」に作り替えるのは相当大変だっただろう。
A:IRの開発期間は5年ほどなのに、エリオンの開発期間は1年5カ月ほど。
バランスがとれないのも当然…。
やっぱり、バランスパッチに振り回されて今までかけたお金も時間も一瞬で消えるゲームはモチベを維持するのがかなり難しい。
頑張って作りあげた装備をゴミにするような更新ばかり続けていれば、どれだけ期待されていたゲームでもすぐ人が離れてしまうよな…。
逆に言うと、日本に来るエリオンは怒涛のバランスパッチが終わって多少落ち着いた状況なので遊びやすいと思う!(たぶん)
◆有料MMOだった
韓国では2021年9月15日から基本無料のMMOになったが、それ以前は有料のMMOだった。
一応6/30~8/25まで先行して無料プレイイベントを実施中だったそうだけど、本格的な無料化は9/15から。
日本版のPOT直前にようやく基本無料化されたばかりのタイトルだ。
- 初期のエリオンはまず最初に9900ウォン(900円弱)払わないと触ることすらできないゲームだったらしい。
有料MMOで人気があるタイトルは少ないし、韓国は特に基本無料MMOがたくさんあるだろうからあまりにも無謀すぎる挑戦…。
しかもルミナス合成などを見る限り、FF14のように月額さえ払えば十分遊べるタイプの課金方式でも無かったはず。
過疎るのは当然の流れかもしれない。
- 韓国版エリオンは2021年6月に6鯖→2鯖へ合併するほど過疎っている。
ただ、基本プレイ無料化に備えて7月28日に3つ目の新サーバーを作るなど、完全に開発を諦めたわけではなさそう。
日本版は最初から基本無料で始まるので、やるゲームを見失ったネトゲ難民勢や新作MMOイナゴ勢が集まって多少賑わうんじゃないかと思う。
◆最強装備が後出しユニクロ装備に敗北
エリオンには「①強化失敗時に破壊される装備」と「②強化失敗時に破壊されない装備」がある。
(①は奪われる~装備など。②はセット装備)
POTをやってる時に「装備まわりがやたら複雑だな…?」と困惑していたんだけど、動画を見てようやく理由が分かった。
もともとエリオンには①の装備しかなくて、後から②のセット装備(と再錬産装備)が実装されたらしい。
- ②の実装は装備関連を緩和するためのパッチなんだけど、同時に①の装備の相対的弱体化にもつながってしまうパッチだった。
(①装備破壊のリスクを乗り越えて作った強い装備が、②楽々強化できる新ユニクロ装備に並ばれるどころか抜かされてしまうなんて…とんでもない悲劇…) - このようにサービス開始後半年でガンガン新しい装備や強化システムを出してしまった結果、萎えたり疲れたりして引退する人が多かったっぽい。
装備の緩和は良いことだけど、苦労して完成させた最強装備がユニクロ装備に負けたりする環境はひどすぎる。
invenでプレイヤーの声を探してみたら、「装備まわりのアプデサイクルは速いのに新規討伐コンテンツを追加する速度が遅い」という不満を話している人も居た。(→参考)
調べれば調べるほど、韓国版のエリオンは過疎るべくして過疎ったとしか言えない。
- 日本に来たのは装備集めや装備強化が緩和されて便利になった後のエリオンだから、個人的にはロストアーク並かそれ以上に楽しかったけどな…!
◆飛行船ゴールドバグ→インフレ
invenのとある投稿によると、サービス開始直後のエリオンではルーンストーン特性「猛攻」に関するバグを悪用して強力なボスを瞬殺する金策が確認されていたっぽい。
→【処罰ニュース】と【処罰されたプレイヤーの投稿】はこのバグに関するものだと思う。
- サービス開始直後(おそらく3日後)にシステムから大量のゴールドを引き出せるバグが見つかるなんて不運すぎる。
すぐにバグが修正されたのを見る限り、相当不審なインフレが起こっていたんだろう。
この類のバグは追える範囲で処罰や回収をしても多少ゴールドが出回ってしまうはず。
どれほどの悪影響があったか計り知れない!
さらに"最初は"期待の新作MMOだったため、RMT業者によるダンジョンリセマラBOTなども存在していたようだ。
結果として、かなり初期から一般プレイヤーが萎えやすいインフレ相場になっていたんじゃないかと思う。
◆その他の理由
↓過疎った原因は他にも色々あるのでまとめておくぜ!
- PvPスコア目的のPKが初心者~日課に飽き始めているライトプレイヤーを狩りまくり人口減少。
(→2レベル差以上のプレイヤーをPKしても点が獲得できないよう修正済み) - 同陣営の味方まで殺せるようになるトンデモフィールドアイテムを実装。
(→現在は削除済みのアイテム。
同陣営間の狩場争いが頻発するだけでなく、自陣営の初心者までPKする人がたくさん居て問題になったらしい。
もちろんそんな輩に殺された普通のプレイヤーはすぐ居なくなり、PKを楽しんでいたプレイヤーも獲物が減って居なくなり、結局過疎った) - 陣営間の人数差によりメインコンテンツのRvRが盛り下がった。
- PvPランカー専用の変身システム実装後、ランカーが大暴れしてPvP人口減。
(→2021年6月にナーフ済みだけど遊ぶのをやめた人は戻らなかったっぽい。
両陣営合わせて40人しか変身できないんじゃ不満が出るのも分かる…) - 2021年3月、マナシステムに対して後出しでポイント初期化を告知。
(→シーズン制と知らずに頑張ってレベリングしていた人は大激怒。
これは特に不満爆発の原因になった大きな事件だったらしい) - 高レベル帯の狩場不足。
正直、陣営に関してはAIONのように陣営間で人口に偏りがあったら作成制限をかけるくらいはしても良いんじゃないかと思う。
POTのランキングを見た限り青陣営(ヴァルピン)が圧倒的に多かったから、正式もこのままだと一瞬でRvRが成り立たなくなりそう…。
とはいえ、陣営関連の問題を除けば韓国版エリオンが過疎った原因をうまく潰したのが日本版エリオンなので、POTの段階でかなり楽しめるゲームに仕上がっていた。
まだ注目度も知名度も低いタイトルだし、どう転ぶか分からないけど個人的には超楽しみにしてるぜ!
(課金まわり&装備・PvP・討伐コンテンツのアップデート頻度だけ少し不安)